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健康温泉アパートカーサテルマエ完成するも営業は8月?難しい広報

カーサテルマエのホームページのためにドローンで1万2千坪の敷地(田畑山林)全体を空撮しました。

カーサテルマエの内容が極めて特殊なのでどう知らせたらよいのなかなか分かりません。平面図ではマイナスイオンが多いとかも分からないでしょうから森林を強調した空撮をホームページにリンクする事にしました。

大体楕円形をした1万2千坪ほどの敷地、標高は37メーターであまり高くないが、数百年はあるような巨木の高さを入れると山の高さは50メーター以上にはなると思います。敷地の端の所に県道55号線が通っています。その道横にクリニックとカーサテルマエがあり、山ふもとに熊井温泉の源泉地があります。

ここは古文書によると古神道の神社群があったようです。この鳥瞰図を実現したくドローンを飛ばした目的もあります。この鳥瞰図は山から画けるところは無く、まさにドローンで取らなければ画けない図なのです。

熊井温泉の位置はこの鳥瞰図の神社群の中にあり、丁度守護神社の水神様のところです。偶然とはいえ、まさにご神水です。ドローンで2000年前の古代を検証した感じで自己満足しています。

さてカーサテルマエは、大工がいないと言う事で補修工事追加工事が進まず、5月7日に受け渡しが終わるも、営業は遅れに遅れて8月からになりそうです。まあ今日も診療の昼休みにアパートの部屋で太極拳とヨガをして肩湯、打たせ湯等々楽しみながら、最後に自律訓練をして部屋で昼寝しました。別荘感覚で良いかなという感じで、営業努力がでてきません。

そうは言いながらも、1階の厨房では料理教室が活発です。第2回目の玄米菜食の教室が先週ありました。

2回目は旬の有機ニンニクを使った玄米菜食です。ニンニクの多様な使い方に良い勉強になりました。その中でもニンニクジャムがとても良かった!ニンニクのジャムというのはなかなか思い付きませんが、なかなかの優れものです。私は納豆が嫌いですが、納豆の中のナットウキナーゼは血液をサラサラにして脳梗塞を予防するので、鼻つまんで食べています。ニンニクはアリシンがあり血液もサラサラでニンニクに多い多いイオウはインスリン材料でこうれまた糖尿病に良い。また抗酸化物質も多く、黒ニンニクは統合医療を目指すガン患者の一番人気です。しかし私はニンニクも食べると胃がむかつくのであまり食べません。けど調理法でこの二つの苦手なものが美味しく食べられるのには驚きました。要するにニンニクジャムを納豆と混ぜると納豆がとても美味しく食べられてビックリしました。ニンニク嫌いと納豆嫌いには朗報です。

苦瓜と思って植えたら糸瓜が出てきてがっかりしましたが、料理の講師に糸瓜の料理法を教えてもらいましたので、パプリカと患者さんから貰ったインゲン豆を入れて、このニンニクジャムを入れました、すい臓のβ3レセプターを刺激して糖尿病に良い山椒も少し入れました。最高!!に美味しかった。ちなみにピンクの色はビーツを卸したものです。

 

健康温泉アパートカーサテルマエ完成。6月半ば頃営業開始

カーサテルマエが完成しました。

薬局と会社の入り口にも格子を張りました。窓には花壇がおける飾り窓にしました。

5月7日にカーサテルマエの引渡しが終わりましたが、追加工事や備品の搬入がまだ色々あり、営業開始は6月半ば頃になりそうです。とりあえず正面が博多のにわか煎餅のようにのっぺらぼうでしたので、化粧してまあまあ見られるようになりました。カーサとはスペイン語で家のことで、テルマエとはイタリア語で温泉のことです。要するに「温泉の家」というところです。

玄関は電子ロック

部屋がやや狭くデスクが置けませんのでノートがおける二人がけのいすとテーブル

ベットは全自動にしました。立てればソファーとしても使えるので便利です。ベッドの横にはラドンの原石をスライスした壁です。ラドンと天然のマイナスイオンが出ます。木と土と石から出来た部屋です。

原石をスライスするのにお金がかかりました。

遠くから来る人のために収納を多くしました。

空間を広くし、外部の光を取り入れました。LEDは避けました。

全自動トイレ、音楽付きはB部屋だけ。

IHなしのニクロム線の電気調理器です。下に温水器が有ります。

洗面台

風呂

やや広い風呂。リクシルスパージュ。

雨のようなシャワー、小さいのは風呂を洗うシャワー。取り分け垂直に落ちてくる打たせ湯は最高です。

水流

肩湯

肩湯はパルス切り替えもあり、なかなか心地が良い。

風呂の明るさが調整出来るので、気分に合わせてリラックスできます。

使い方に慣れるまで少し時間が・・・

全自動で、何かのときは呼び出しが有り安全です。

栓もボタン一つで楽です。

漆喰で出来た壁と天然石。漆喰は部屋の湿度を40%に保ちます。湿度が40%の時の水蒸気が一番マイナスイオンが帯電します。ちなみにプラスイオンが帯電する水滴は湿度が80%です。

セコムが警備します。マイドクターあり。

1階で行われる自然食料理教室。

自然食料理家高畑康子先生が協力。この先生は外国の方が有名。

知識が豊富で講義が大変ためになり面白い。

診療の昼休みに私も参加し料理の素材の医学的効用や調理法について解説します。

多分相談所となる1階の事務所の横にある応接室

知る人ぞ知る高濃度のラドン温泉、ラドン78.9マッヘ福岡県で一番、九州で2番?日本でもベスト10には入るかと思います。何よりもラドンは空気の7.7倍重いので、普通のラドン温泉の温泉旅館の大浴場や温泉センターでは私が測った限りではラドンは流れてしまい高い値が出ません。ラドン温泉は密閉風呂で無ければならないのです。玉川温泉に去年行きましたが、放射線の出ているところは神社前だけなのに、多くのは人ラジウムが無い岩盤のただ温かいところに集まっています。温熱療法としては良いかもしれませんが、ホルミシス効果は期待できません。玉川温泉はラドンはほとんど有りません。吹きざらしですから。ラドン温泉に入る人も、ラドンが空気の7.7倍重たく流れ出てしまうという事を知りません。密閉風呂で無く風通しの良いところに入ったりしては効果有りません。このようにホルミシス効果についてはきっちりとした知識が必要です。カーサテルマエでは、こうした知識をフルに使い完成しました。密閉された空間で強大シャワーと強烈な打たせ湯で、ラドンを一瞬で最大限にしたガス室です。

もうこんな所は他には日本にも世界にも有りません。

部屋が3個有るのでシャワーと打たせ湯を強烈にするためタンクと追い討ちのポンプを付けました。

余ったラドン石のスライスを使い左の広い所に岩盤浴を作る予定です。40度の岩盤に寝るのは疲れず長時間が可能です。

やはり温熱療法も大切です。

3000坪の無農薬栽培農園で御歳76歳でありながら素材を作っている高畑康子先生。私も1年間米や麦も入れて全ての作物を無農薬で作りましたが、きつくて1年で終わりました。無農薬は家庭菜園がせいぜいです。それを毎年続けているから大したものです。料理のプロが最終的に行き着くところはやはり素材です。農薬で作った作物は栄養価が5分の一くらいです。食は見て、臭いをかいで、舌で味わい食べるのですが、一番大切なことは考えて食べるという事です。自分の食べているものがどういうものであるかをよく知って食べないと病気になります。病気を治すという事は病院でやるような派手な事ではなく、本当はとても地味で地道な自助努力なのです。

タイトロープ(カオスの今を生きる)

毎日来る患者さんを見てつくづく思う。

人生は混沌としている。

社会はストレスで一杯だ。

パワハラリストラで苦しむ人。

失業と経済破綻の恐怖。

離婚と訴訟。

暴力と憎しみ。

ガンの再発を知りうなだれる人。

うつ病が治らず苦しむ人。

ガンの夫と認知症の妻との老々介護

親の介護と自分の仕事と子供や夫の世話で自分が無い人

死の恐怖でパニック発作を繰り返す人。

そんな中でも人は生きて行かなければならない。

 

一般の人が言うマインドフルネスって余裕のある人の言葉。

社会から逃げてストレスから逃げれば平和かもしれない。

でも現代人はそうは行かない。

 

マインドフルネス、静的意識集中それもまあまあ悪くは無い。

しかし動的意識集中というのもある。

それは太極拳や山登りや、動きながらの意識集中の事だ。

マインドフルネス、動的意識集中それはまあまあ良い。

インドアの意識集中も良いし、アウトドアの意識集中も良い。

しかし一番良いのは現実的意識集中だ。

それは現実社会の中で行う意識集中のことだ。

 

患者だけでなく働く多くの人の不安恐怖の99%は実現しない。

みんなバーチャル(仮想現実)な悩みで苦しんでいる。

あきらかにマインドの喪失状態だ。

これをマインドレスネスという。

自分が無くなっている。

心療内科ではそれが病気に絡めば失感情症とか失体感症という。

 

自分を取り戻すためにはあらゆるストレスから逃れるか対抗するしかない。

現実で自分を正気にたもって生きるのはまるで綱渡りのタイトロープの上を歩くようなものだ。

だからこの厳しい現実を生きて行くためには厳しい意識集中が必要だ。

これを現実的的意識集中といったが、これこそが今現代人が生きる真のマインドフルネスの道だ。

 

どういうことかというとストレスの多い中でこそ、今を生きる事に集中する訓練をするという事だ。

いろんな悩みがあるけれどもそれに囚われず今の瞬間を直実に生きるという事だ。

ガンで死ぬかもしれない、失業するかもしれない、受験に失敗するかもしれないの不安の中で、今を生きるという事だ。

 歩くときは歩き、トイレするときはトイレに、食べるときは食べる事に、全ていましていることに集中する事だ。

生まれてまだ一週間のヤギの子、もう親から離れて自然の光の中で生を謳歌している。時に瞑想状態?時には回転しながら飛び跳ね「生きているだけで幸せ」とう感じが伝わってい来る。

現実的意識集中は忙しい日常生活の中でマインドフルネスになる方法だが、簡単には説明できない。

まずは自律訓練療法や呼吸法(腹式呼吸)から入ると効率が良いかも知れない。

しかし一番言いたい事は「厳しく困難な事態でもマインドフルネスに誰もが特別な訓練無く成れる」ということだ。

その最後の決め手は「生きている事に感謝」が出来るか出来ないかにかかっている。

日々感謝の心になれれば本当はマインドフルネスになるのは実に簡単な事なのだ。

マインドレスネス、あらゆる不幸はその無明に起因する。

今この瞬間を生きることが大切だ。

初乳療法その②全部で6匹になりました。

7月7日生まれのナナが2匹の子供を生みました。小春と勇気が来て丁度1年になりますが、小春が雪というメスを産み、後からやって来たナナと彦左衛門が5月9日にココとナン?を生みました。ナナはトカラ種でやや小さいので、初乳療法にはあまり役に立たないかもしれません。しかしきっと可愛いヤギが生まれるのでないかと思っていました。小春の出産のとき、万一母乳を飲めなかった時のためにヤギの粉ミルクを買っていたのを今回もスタンバイしました。

なかなか乳が飲めませんでしたが、案ずるより生むがやすしで、今回も雪のときと同じく自力で飲むようになりました。10分でしっかりと立ち、さらに10分で乳が飲めました。さすが自然力です。結局粉ミルクは私が飲みました。

 

数日後は兄弟(姉妹?)のんびりと過ごしています。

外にも出歩くようになりました。早い!

冬に用意していた新ヤギ牧場も草が生えてきて仕上げの段階にはいりました、今また小春が妊娠しているようなので鼠算式に増えて来るかも。ヤギは生まれて5ヶ月で妊娠し5ヵ月後に生むので、一年足らずでお母さんです。

 初乳療法普通牛を使いますが、私から言わせればここはヤギは一番、ヤギは最も人間の母乳にその構成成分が似ているからです。乳脂肪や乳糖が細かく消化しやすいので、鳥獣保護区から迷い出てきた赤ちゃんにはヤギのミルクが使われます。初乳はIgAという抗体が多く、IgAは消化管の免疫では重要な働きをします。マウスの実験では、嘔吐下痢症を起こすロタウイルスに感染したマウスでは、初乳をあらかじめ飲ませていると発病が抑えられます。人間においても高齢者に初乳を3ヶ月飲ませておくと免疫が2年若がえるそうです。またラクトフェリンという物質も免疫効果を高めます。IgGは色々な感染症の抗体ですが、初乳を通して子供に与えられる受動免疫です。生ワクチンみたいなものですね。

 その他NK細胞の機能を高めたりします。これはサイトカインすなわち免疫を活性化する物質IL-2,IL-4、TGF,INFなどが多く含まれており、IgAやIgGなどの液性免疫の受動免疫以上の力がある免疫増強物質が多いということです。これらにより初乳療法がガン患者さんに有効なの想像に難くは有りません。というのはガン患者さんは抗がん剤や麻薬で腸が相当傷んでいるので、この初乳による腸の活性化は重要です。腸は免疫の80%を司っていますので、ガン患者さんの腸内細菌問題や腸の免疫状態はかなり意識されるべきです。初乳MAFという形で現在健康食品も有りますが、何と言っても実際の初乳を飲ませるのが一番です。がん患者さんに若いお母さんの乳を飲ませることは出来ませんので、ヤギの初乳で勝負です。でもヤギの世話は大変です。実現にはもう2年ほど罹りそうですね。

カーサテルマエ料理教室

5月12日、今日はカーサテルマエの料理教室「玄米菜食」です。「雨が緑を育みます」というタイトルどおり今日は大雨です。しかし雨が降れば憂うつですが、植えた苗が枯れずにすむので安心します。まさに太陽だけでは緑は育ちません。今日はタイトルにピッタリの日になりました。

高畑康子先生の料理はとにかく雅です。玄米菜食でこれほど雅な料理が出来るので見て楽しむ事も食事には重要と思いました。

これが発芽玄米の御飯です。黄色いのは当日作った豆乳の糟、すなわちおからにウコンを混ぜたものが載っています。黒ゴマ9対塩1ののふりかけがかけてあります。

ダシは昆布とシイタケ、水は熊井温泉なのでダシが良く出ます。

実習風景。

講義風景。

私も午前中の診療が終わった後から参加して、素材の成分やポリフェノールなどの抗酸化物質について述べます。高畑先生と交互に話して行くので納得できるお話となりました。皆さん一生懸命に記録していました。今日の生徒はマクロビやホールフードの達人でそれぞれが先生にもなれる人達なので、レベルが高いので高畑先生もこんなテキパキした教室は始めてみたいなことを言っていたそうです。

この有機野菜が最高に美味しかった。

これは甘酒のチョコレートです。

居室で貰った野菜をまた夜食べました。

こちらはチキンフライにあんかけとして使いました。夜はたんぱく質もとらないとね。

手製の甘酒や塩麹、黒ゴマふりかけ、ウコンおから等々貰ってきました。本日の生徒さんのアンケートは概ね大感激でした。

 

健康温泉アパートカーサテルマエ引渡し当日(アイランドキッチンと玄米菜食)

いよいよ完成です。今日はカーサテルマエの引渡し日です。連休最後まで皆さん頑張ってくれました。飯塚市の許斐の2千円弁当を16個頼みました。

 

鍵だけでも沢山あります。

講義室兼料理教室の食堂兼シアタールームスクリーンが下りてくるスピーカーボックスの上に業者さんから頂いたランを飾りました。

熊井温泉自販機の前の高畑康子先生、玄米菜食では外国の方が有名かもしれません。水を汲みに来て頂くときいつも有機野菜を頂きます。3千坪の畑に無農薬自家栽培で料理の素材も徹底しています。さすが実践料理家です。5月12日より毎週金曜日高畑先生の玄米菜食の料理教室があります。

ガンが食事で良くなるというとみんな信じないでしょうが、薬食同源や医食同源という言葉が有るように食の力は絶大です。人は水で2キロ食事が2キロ、空気は18キロ摂取しています。薬はミリグラム単位です。如何に食事が有効かが分かるでしょう。私は玄米菜食派ではありませんが、玄米菜食はがん患者さんには一日一食は必須です。

料理教室をするので台所に作業台を大きくしたアイランドキッチンにしました。ガスコンロとシンクが別の場所に有ります。

6人は作業できます。

収納を多くしました。

作業台にも収納が沢山有ります

とりあえずスリッパを15個そろえました。

ナフコにテーブル等買いに行きました。

親戚や友人が手伝ってくれて助かりました。

食事するところがちょっと狭いので天気の良い時は1階のテラスでも。

とうとう出来てしまいました。これからが大変です。自分で治すガンには料理と素材の知識が重要です。腸には腸内細菌が必要なように土には良き土壌細菌が必要です。土と水と空気そして食つにて皆で実践しながら勉強します。

健康温泉アパートカーサテルマエ完成3日前(奇跡の統合医療村完成真近)

後数日で完成予定です。下水道が長いので大変です。

歩道の際に埋め込んで行きます。

カーサテルマエから90メートル離れているので経費もかかります。

さらに県道の下を12メートル進み、ここでボックスカルバートを作りそこから下水道に繋ぎます。

こちらは上水です。カーサテルマエは飲用も地下水です。さらに温泉水がありますのでこちらも大変です。

最近は水道管はすべてポリ管なので金属で汚染される事もありません。

皆さんが連休の中日でありながら、働いているので私も頑張って苦瓜ときゅうりを植えました。

これはナタ豆です。排膿と抗腫瘍性と腎機能改善に効果があります。

山藤が咲いています。

長い藤より山藤の方が趣があります。

散策すると色々な花が咲いています。名前は知りませんが・・・

とりあえずフキと竹の子を取りました。

大きくなりすぎですが、メだけなので美味しい。楕円形をしたのがメスで、円形をしたのが雄です。たけのこはメスが美味しい。

ヤギ牧場作りも進んでいます。ヤギ小屋では掃除が大変です。早く放牧したい。

2箇所に分けて交互に放牧します。

さすがに中の工事は皆さんお休みです。

 

 一万数千坪のNO CHEMICALの土地にクリニックが建ちカーサテルマエが建ちました。マイナスイオンの山の中の1.5キロほどの遊歩道に有機農場とヤギ牧場も充実しつつあります。昨年、日本人ですが、オレゴン州から末期ガンの男性がやってきました。アメリカは医療費が高いので、普通の人がガンを治療すると一族が滅ぶそうです。そのため日本で死ぬ事にして、彼はアメリカの家族と死での別れをして、親戚を頼ってやってきました。縁あって私が3回診療しました。最初は結局インスリンを大量に打ちながら重病の糖尿病とガンでした。洞窟浴と温泉水の飲水と生薬だけでしたが、約半年後にインスリンも打つ必要もなくなり元気でオレゴンに帰りました。数ヵ月後オレゴンから連絡があり元気で山でマッタケ取りをしているとのことでした。また彼が死ぬと思っていた家族は彼の二階の部屋取っ払っていたので、彼は怒っていました。

 彼が洞窟から出てきたとき「こんないい所はアメリカにはありません」と言いました。「それは言いすぎだろう」と思いましたが、カーサテルマエが建てば規模はとても小さいがシステムとしては、世界一かもしれません。しかしそれは内容が良いと言うよりも「実現がとても不可能ことが実現した」ということがそうなのかもしれません。

 

温泉健康アパートカーサテルマエ完成5日前

カーサテルマエの売りは何といっても風呂。福岡県で一番、日本でもベストテンには入るラドン78.9マッヘの熊井温泉3号泉のかけ流しです。風呂はリクシルスパージュで黒、ベージュ、白と3部屋とも色調が異なっています。雨のような巨大シャワーで一気に風呂の中がラドンのガス室になります。風呂に入らなくてもシャワーだけで十分かもしれません。

シャワーのように見えるのは風呂を洗うだけのシャワーです。シャワーのほかに垂直に落ちてくる打たせ湯が個人的に興味があります。

肩湯もあり、水流ありです。マッサージ効果抜群、まだ入っていませんが・・・

石の力、私がカーサテルマエを建てる動機となった「石の力」を強調した部屋の中の石壁。熊井温泉のラドン石をスライスして壁に張りました。タイル屋さんに相当迷惑をかけました。しかしこの石のラジウムからラドンがどんどん出てきます。ピンクの壁は漆喰です。

床は松で天井は杉、石と土と木で出来た部屋です。漆喰は部屋の湿度を40%に保ちます。すなわちマイナスイオンが一番保たれる水滴の大きさになるように考えています。

ラドン石を墓石屋さんでスライスにするだけで20万かかりました。

ミニキッチンはニクロム線の電熱器です。火力は弱いが電磁波はありません。電磁波はプラスイオンを多く出しますので。

アパートの部屋の一角にあるテラス。

台所はまだ物があまり入っていません。

講義室兼料理教室の部屋兼ホームシアタールーム。

スピーカーは7.1です。5個のスピーカーは天井はめ込みです。

健康温泉アパートカーサテルマエ完成一週間前

後一週間でカーサテルマエが引き渡しになります。正面の看板も出来ました。下は調剤薬局と事務室と応接室と講義室を兼ねた料理教室とその厨房があります。2回に3個だけですがアパートの部屋があります。カーサとは家という意味で、テルマエは温泉です。温泉の家ですね。

 

健康温泉アパート・カーサテルマエその②ラドン温泉のホルミシス効果が一番の理由

小さいシャワーは風呂を洗うためのものです。左の巨大シャワーで雨のようにお湯が落ちてきます。これでラドンガスが一気に風呂にこもります。後、打たせ湯や肩湯もあり、さらに水流もありますから風呂はまるでラドンのガス室です。ラドンについて少しまとめましたので、お暇な方はお読みください。

 

放射線のホルニシス効果とは

ホルミシスの語源はギリシャ語で興奮するという意味です。放射線ホルミシス効果とは、1982年にトーマス・D・ラッキー博士が、アメリカの保健物理学会で発表した仮説です。その内容は微量の放射線が身体を活性化するということですが、 今では様々な効能が言われています。

 放射線ホルミシス効果

個体

細胞・代謝

遺伝子・分子レベル

 

①    糖尿病および高血糖抑制

②    放射線に対する抵抗力、高放射線に対する生存率のアップ

③    制ガン・抗がん作用がん死亡率の低下(三朝温泉のデータ等)

④    中枢神経効果、精神安定、認知力の向上

⑤    放射線障害に対する抵抗性の向上

 

 

①    免疫力の活性化、

②    細胞の活性化

③    細胞増殖が促進

④    新陳代謝の促進

⑤    基礎代謝が上がる

⑥    血流が良くなる

⑦    サイトカイン産生亢進

①    抗酸化物質増加による遺伝子障害の防御

②    ガン抑制遺伝子P53の活性化

③    DNAなどの染色体の修復の活性化

④    TRX(チオレドキシン)の合成促進

⑤    細胞膜流動性の亢進

⑥    脂質の酸化防止

⑦    ヒートショックプロテインの合成促進

2.ラドン温泉とホルミシス効果

低用量の放射線にはホルミシス効果(正しくは放射線ホルミシス効果)があるのですが、放射線の内部被爆になると、いつまでも放射性同位元素が放射線を出し続けるので、被爆量が多くなり注意しなければなりません。ちなみにプルトニュウムの半減期は2万4千年、ストロンチュウム90は29年、セシウム137は30年と、一旦人体に入ると長く人体にとどまり放射線を放出し続け、人体に対して放射線障害を生じさせます。この点ラドンガスRn222は半減期が3.8日と極めて短く、またガスのため体内に入っても、人体の半減期は25分で、30分から1時間もすればほとんど体内から出て後に残りません。そういうではホルミシス効果を得る方法としては、ラドン温泉による方法が極めて安全性が高いものです。

3.ガンマー線によるホルミシス効果とアルファ線によるホルミシス効果

 放射線にはアルファ線、ガンマー線、β線があります。この中でホルミシス効果が期待できるのはアルファ線とガンマー線です。β線は電子銃のような物ですので、強すぎると火傷などを起こします。ガンマー線はホルミシス効果が期待できますが、鉄や鉛の一部さえも透過することがあり、極めて直線的なエネルギーが強く、強すぎるとやはり放射線によるNAなどの遺伝子障害の危険性が出てくる可能性があります。

しかし玉川温泉のような自然放射線レベルのガンマー線はそれほど強くなく安全です。玉川温泉の岩盤浴を起源とする岩盤浴はガンマー線によるホルミシス効果を期待するものです。しかしながら、場所により放射線量が大きく異なるので、安定的なホルミシス効果を得るには測定器が必要と考えます。

 これに対してラドン温泉によるラドンガスはアルファ線のみを放出するために、身体に残ることなく安全で確実なホルミシス効果が得られます。またラドン温泉では温泉分析によりラドンの量が測定されていますので、風呂に入る時間や回数を調整することにより、自分に合ったホルミシス効果を確認することができます。

 玉川温泉もそうですが、岩盤浴ではラドンガスの効果は期待できません。何故ならばラドンガスは空気の7.7倍重いので、たとえラジウムがラドンガスに壊変しても、速やかに流れ去り、そのラドンガスを吸うことはほとんどできません。このことを知らないガン患者さんがかなり多いようです。

 ラドンガスの効果を得るためには密閉空間が必要です。できたら低温のミスとサウナのあるラドン温泉に入られた方が効果的です。

4.ラドン温泉の実験的な検証

 三朝温泉の住民と他地域での住民のとの比較実験で、前がんのガン死亡率が優位に三朝温泉が少なく、その寿命においても三朝温泉の住民が優位に長いことが分かっています。

岡山大学の放射線の山岡教授はウサギのラドンガス吸入実験では、意欲を出すアドレナリン、インスリンの増加、幸福感を出す脳内麻薬のβ―エンドルフィンの増加等々が認められています。

5.武田信玄とラドン温泉

 先日NHKで偉人たちの健康診断という番組がありました。偉人たちがどういう健康法を行っていたかという番組です。ここで一番に出てきたのが武田信玄です。武田信玄は80回も戦争をして、自分だけでなく兵隊たちも負傷していたとのことでした。しかし、もう次の月には傷が癒え戦場に赴いたとのことです。

 そこで出てきたのが「吸う温泉」として紹介された増富温泉です。増冨は有名なラドン温泉です。ラドン温泉は血流が良くなり傷が治りやすいのです。ところが武田信玄が足利と同盟を結び、京へ上洛したときに持病が悪化して死にました。NHKではこれは地元にいるときは温泉に入れていたが、京へ遠征すると信玄の隠し湯に入れなくなり、持病が悪化して死亡したと言っていました。

 信玄の持病は胃癌であったという説が有望です。三朝町のがん死亡率の良い結果に対して、有意差はそれほど無いと言っている学者がいますが、それでも胃癌だけは有効であると結論していました。そういった意味では信玄がラドン温泉で生きながらえ、後世にその名を轟かせたと言えるかもしれません。

 5.日本の有名なラドン温泉

 インターネット上の参考値で正確なものではありませんが、各温泉のラドン濃度は下記のようになっています。ちなみに熊井温泉も入れてみました。療養泉としてのラドン温泉は30×10キュリーラドン以上です。

 

温泉名

県名

ラドン濃度

杉村温泉

新潟県

(54ME)198.9×10キュリーラドン

玉川温泉

秋田県

2.7×10キュリーラドン

三朝温泉

岡山県

(27ME)100×10キュリーラドン

やわらぎの湯

福島県

(56.7ME)206.5×10キュリーラドン

増冨温泉

山梨県

(10.4ME)飲泉(196ME)

熊井温泉(3号井)

福岡県

(78.9ME)

熊井温泉(5号井)

福岡県

(36ME)

 

 増冨は風呂ではあまりラドンは期待できませんが、飲泉はかなりのものと考えられます。やわらぎの湯はいかりや長介氏が通ったラドン温泉です。情報によると、いかりや長介氏は一週間に一度やわらぎの湯に入ると元気が出て仕事ができたそうです。亡くなる直前まで仕事が出来ていたのは、彼のそういった知恵だったのかもしれません。

 6.ラドン温泉における問題点

 戦前の測定では日本のラドン温泉はかなり高いところが多かったようですが、現在ではどこもラドン濃度が低下しているようです。特に東北の大地震が起こってからは地価が振動し地熱が上がり、地下水のラドン濃度が激減しています。その代り空気中のラドン濃度は上昇しています。ですから空気中のラドンを測ることが最も地震予知には有効です。

 白骨温泉の偽装事件で今まで永久ライセンスだった温泉登録が10年に1回測定し直さなくてはなりません。ところが上記の理由でどこもラドン濃度が激減しています。熊井温泉は福岡では3位でしたが、現在は1位です。何故ならばラジウムを含む花崗岩はふつう1000メートルの地下にあります。ところが熊井温泉では数メートルから花崗岩層があり、地熱の上昇とか振動には左右されず、2回目の温泉分析でも現在の高いラドン濃度を保っています。地質学的に熊井温泉の地盤は極めて珍しいところです。

 ラドン温泉について知っておくべき重要なことがひとつあります。それはラドンガスが空気より7.7倍重たいということです。多くのラドン温泉の浴場ではドアが開けっ放しであったり、露天であったりして十分なラドンが吸収できていません。ラドン温泉に入るときは内風呂もしくは家族風呂のような密閉空間で療養することが大切です。

ほとんど出来てきました。ラドンのガス室のあるアパートの部屋が3個出来ます。完成予定5月7日。