投稿者「熊井 三治」のアーカイブ

熊井 三治 について

経歴 西洋医学、東洋医学、環境医学、自然療法などの多面的医療を展開しています。多くの友達申請有り難うございます。申し訳ありませんが、基本的には知人友人を中心と致しておりますので、宜しくお願い申し上げます。 自己紹介をカスタマイズ 鞍手クリニック 院長 Director 以前の職業: 朝日新聞西部本社の所長・産業医 出身校: 鳥取大学医学部 福岡県立東筑高校に在学していました

玄米朝食

本日の私の朝食(玄米ご飯、大分のくろめの粉をたっぷり振りまいたみそ汁、ほうれん草にゴマをかけた野菜椀、ゴマをかけたもずく。カマスのひもの、トマト3切れ



無農薬玄米と無農薬黒米


 最近はほとんど毎日朝は玄米食しています。しかし美味しく玄米を食べるのは難しい。黒米はもち米なので玄米が甘くて美味しくなります。全体の3割程黒米を混ぜます。やはり玄米は面倒ですが圧力鍋で炊かなければなりません。普通の電気釜は温度と圧力がないので、美味しく炊くことは難しいでしょう。
 玄米はまずは無農薬であることが絶対条件です。何故かというと農薬は油に溶けますので、米の胚芽の方に沢山たまります。ですから農薬玄米を食べることは危険で、それなら白米の方が健康によいのです。
 これを仕入れている農家に、今日も有機玄米を買いに行くのですが、そこのオヤジさんがこの黒米と玄米で肺ガンが消えた言っていました。そんなことはないと思いますが、黒米のポリフェノールや玄米の微量元素や抗酸化物質、豊富なビタミンは健康によいことは間違い有りません。自分のガン患者さんも10%位は玄米を食べていると思います。本当は全員に玄米か玄米スープを食べさせたいのですが。。。
 何でも部分を食べるのではなく全体を食べるという意識が大切です。でも毎日食べるには美味しく食べると言うことが大切です。玄米も調理によってはとても美味しいのです。今度は酵素玄米を作ってみようと思っていますので紹介いたします。

アジア太平洋経済協力会議

      
 新潟市であったアジア太平洋経済協力会議で今後の食糧危機を見据えて、食料の安定供給で協力し合うことが確認された。(新潟宣言)ここのところの気象異常はすさまじく、今後食糧危機が来ることは確実といって良い。食料の60%を海外に依存する日本の今後が心配である。野菜も随分高くなっている。
 しかし農業はポイントを押さえればそれ程難しくない。毎日天気予報を確認し、もう果樹に水をやらないと行けないと危ないと判断する。害虫など最低限の管理をすればよいのである。しかし今年は10年以上育てたリンゴの木を枯れさせてしまった。
 患者さんから豆をたくさんもらった。お礼に山に行きラジュウム粘土をとってきて、患部の下に敷いて寝るように言った。隣のオクラは私が作ったもので、とる暇が無く大きくなってしまった。しかしその代わり種がたくさん取れたので来年はたくさん作ろうと思う。

抗うつ油オメガ3(金貨を捨てて銅銭を取る)

やっと頼んでいた健康食品がアメリカから届いた。健康オタクの極みであるオメガスリーのこの特殊なあぶらオキアミ油に到達する者はごく僅かであろう。15年くらいオメガ3の油には関心を持ってきたが、オメガ3の油が豊富な紫蘇油の一種であるエゴマは中国産で農薬が怖い。αリノレイン酸の多いアマニ油も日本ではポピュラーでない。また油は農薬汚染だけでなく、生成過程に酸化され過酸化脂質になったり、トランス脂肪酸が添加されたりして不安が多い。特に私が小さい頃健康によい油と言われた、カネミのライスオイル事件の犠牲者にもう少しでなるところだったので、油の健康食品には神経質になる。しかし油がガンやアトピーと関係しているのは確実である。コレステロールが下がると言って、みんなが喜んでいる植物油リノール酸のとりすぎははアラキドン酸から悪玉プロスタグランディンE2を産生しガン、アトピーなどの炎症性疾患、血小板による血液凝固能の亢進により脳梗塞や心筋梗塞の可能性を高める。これに対してαリノレイン酸などのオメガ3の油は善玉プロスタグランディンE1、E3を作り逆の作用があるのである。簡単にオメガ3の油をとるのは青魚にあるEPAやDHA等を取るのがよいが、現在環境汚染による魚の汚染も危険である。生物濃縮で農薬や環境ホルモンが大きな魚には多く蓄積されている。だから出来るだけ奇麗な海の小魚などのオメガ3がよい。そこで南極オキアミの油のオキアミ油と言うことなのである。オキアミはご存じのように鯛釣りの時の撒き餌である。みんなエビでタイを釣ると言うが、金貨を捨てて銅銭をを拾っているようなものである。近年では精神神経学会でシンポジウムが開かれ精神科医達の間で盛んにオメガ3の油のことが語られている。すなわちαリノレイン酸がうつ病、パニック、PTSDに有効という結論なのである。そこで発見したのがオキアミ油であったということである。長年探していたものが見つかったという感じである。4,5日前から飲んでいるが気のせいか久しぶり清々しく気分がよい。効果はまた後日日記にて報告したい。

ヨクイニン錠


これが病院で出されるヨクイニンエキス錠です。一日9~18錠を3回に分けて飲みます。

イボとり草


最近便秘気味なので私が発見した温泉水の源泉地に行き直接温泉水を汲みに行った。温泉水にはMg(マグネシュウム)が12.8mg/L(水道水は1mg位)あってたくさん飲むと便が出やすくなる。すなわちマグネシュウムはカマグとして下剤として使われており、私は便秘の時にこの温泉水を飲むと快便になるのである。その他マグネシュウムは循環器病気を防いだり脂質代謝の改善によいとされている。
ふと見ると井戸の横にイボとり草の実ハトムギがやや茶褐色に熟れてきていた。そろそろ一番薬効があるときだなと思った。これをやや炒って煎じて飲むとイボが取れるという。イボとり草の実の皮を取ったものをヨクイニンという。炎症を取ったり湿疹を防いだり皮膚の病気には特によい。病院でもヨクイニン錠として処方することが出来る。また関節炎で出されるのだが、ヨクイニン湯という漢方薬も処方することもある。一般にヨクイニンは免疫力を高めると言われている。イボはウイルスで出来るので免疫力を高めることによって治るのかと思われる。最古の薬草典である神農本草経では上品(長く飲んでも副作用がない、健康食品のような感じ)の中で取り上げられている。ただしこれが効かないイボもあるので、その時は形成外科か皮膚科で液体窒素かレーザーで取ってもらう方が早いだろう。

自給自足

昔、中国から霊芝を買っていたことがあります。サイズは特大を頼んでいたました。しかし箱の中では表面上には大きな霊芝がありましたが、その下は小さな霊芝ばかりでした。箱の底まで確認する輸入業者はいないから、確認用に表面だけ大きいのをおいているのです。中国ではだまされるの方が悪いという理論なので、無農薬という条件でしたが、これも信用できないと思いそれ以来長野県産に切り替えました。値段は倍以上になりましたが、安全のためには仕方がありませんでした。

霊芝は20年前に自分でも人工栽培したことがありますが、とてもお金と手がかかり小規模にはやれず放棄しました。自給自足は出来ないが少なくとも国産国消ということになりました。安いからとか儲かるから、ということだけを考えれば、自然とリスクは高くなるのがどおりです。注意することが必要です。

日本は国土の63~65%が森林面積です。これは何を意味するかというと日本が食糧輸入国になるはずがないということです。山林で大量に落ちる落ち葉、落ち葉には人間の酵素に必要な微量元素が多く含まれています。落ち葉できた腐葉土では虫や、細菌、それに色々なカビにより分解されてできた栄養十分な液肥が日本の河川に流れ込み、魚がたくさん育ちます。微量元素は地中深く存在しますが、大きな広葉樹がそれを深い根で吸収し、それは落ち葉となって、地表に移動し結局魚がそれをプランクトンを介して食べ、美味しい魚がたくさん出来るわけです。九州でも関サバ関アジや長崎の金アジ、大分の城下カレイは有名です。


一方根が浅く微量元素にとどかない野菜も落ち葉のおかげで微量元素を多く含み美味しくなります。微量元素は野菜の抗酸化ビタミンの原料になるのです。有機のキャベツは普通のキャベツの何倍もビタミンが多くなるのはそのためです。微量元素は土中に細菌が多くいないと根が吸収できないのです。いずれにしても森林と海の多い日本が農業大国になれないのはおかしいのです。漁業もそうです。

今回の尖閣諸島の問題も日本人にとっては不愉快な結果で終わりました。
レアアースを輸出を止めるまでやるとはさすがです。そこまでやるならWTO違反です。
国際政治には興味のない私にも戦慄が走りました。なぜならば第二次世界大戦前もアメリカが石油を日本に輸出しなくなり、戦争へとエスカレートしていったからです。結果的に原爆まで落とされ悲惨な結果となりました。資源を止められるということはそれ以来日本人にとってはPTSDになっているのです。レアアースは日本のアキレス腱です。目の前で刃物を出されたのと変わりいません。明らかにやりすぎです。

しかしながら、レアアースとはそれこそ微量元素です。日本の地下にも有ります。農業とバイオテクノロジーで集めれば良いのです。また日本近海の海底を掘ればどこかにあるはずです。食料だけでなく工業資源も地産地消です。日本はバイオや科学技術で何とか自給自足を目指すべきだと思います。日本は薄氷を踏む歩き方をしてはいけません。忍耐と努力と工夫が中国が言う小日本人の意地でしょう。大きさやお金だけが幸福を保証するものではありません。森林と海の国、もう一度その深い意味を考えるべきではないでしょうか。

猪道を行く

今日は休みだがいつものようにラドン温泉水の発送のために田舎に出かけた。18リットルもあるので重たく最後は低血糖を起こし(現在ダイエット中)疲れ果てて気分が悪くなった。しばらくして元気になり、山に栗を取りに行った。残念ながら先客の猪に食べられてしまっていた。毎晩来ているのだ。写真のように猪だけが通る細い道が出来ていた。

山の栗は枯れ葉で出来た厚い腐葉土層の養分を沢山すって、畑の栗よりとても美味しいのです。今度は畑の栗を目指して行くもまだ青く割れていなかった。

別の山の栗があるがまた心臓の動悸がしてきて、「猪さんどうぞ」という感じでおりてきた。最近体力が弱って自然農法をやるのも自信が無くなってきた。「若いときが一番良かった~~~」という感じである。疲れて休憩していると家内が今日は彼岸の入りなので墓掃除と墓参りに行くという。「身体がきついからもう帰ろう」と言うもガンとして行くと言う。自分の里の墓参りもしないのに「できすぎた嫁だ~~~」という感じである。結局また重い水を汲んで墓参りに行く。そこで仰天まだ彼岸が始まったばかりなのに、何処のお墓もみんな奇麗でお花が飾ってあるのだ。「あの花は一万円はするぞ~~!!」て感じで、見事に準備が終了していた。何とかお勤めを果たし、「先祖から受け継いだ農園が整備され統合医療が実践されますように」と先祖に祈った。