ドクターKの宗教問答(悟りのための医学)」カテゴリーアーカイブ

2014年5月21日

慈悲魔の歌(日本を席巻する史上最強の悪魔)その1




山奥の畑の所にあるシャクナゲの花が咲きました。見に行くのがちょっと遅かったかな


魚屋の主人の嘆き土曜日に仕事が終わっていつも買いに行く魚屋の主人がぼやいていた。「最近は腹の立つことばかりでいやになる」とのことだ。心療内科の診療と農作業で疲れた私はもはや主人の愚痴の理由を問いただすエネルギーはなかった。しかし後から彼の気持ちを想像してみるに、恐らくこう言いたかったのではないだろうか。「最近は円高で重油が上がり漁が少なく魚の仕入れが高くなった。しかも、安い輸入肉に押されているため消費税が上がっても商品に転嫁できない。もしTPPが導入されれば肉だけでなく安い魚も入ってきて小売りはおしまいだ。おまけに原因不明の病になり、医療費と病院通いの日々だ。医療費も上がった。もうやってられない!!」とこういう感じかも知れません。

仏教界の3大悪魔皆さん色魔とか睡魔とかは聞いたことがあると思いますが、慈悲魔という言葉を聞いたことのある人はほとんどいないと思います。慈悲魔とはひたすらに相手の憐れみを引き出し、相手に正常な理性的な判断をさせないで、悪魔の言いなりになるようにする巧妙な悪魔のことです。あるいは相手の正当な攻撃をかわすために情に訴え、相手をマインドコントロールしていく悪魔です。

釈迦の悟りと妨害王子ゴウタマシダールタであった釈迦は自分の優雅な生活とかけ離れた庶民の困窮を見かねて、その矛盾を解決するため妻子を城に残し29歳で出家した。色々なグルを求めて歩くも彼を納得させる道を説くグルには誰も会えなかった。色々指導を受けヨガをし断食をし厳しい修行に耐えるもなんの悟りも得られなかった。36歳になったゴウタマは自分一人で決死の最後の挑戦としてピパラの木の下で断食に入り瞑想を始めた。過去にあった誤った心の不調和を解決しながら瞑想は徐々に進んだ。やがて目の前に裸の若い女性が現れてゴウタマを誘惑した。色魔だ!!色魔よされ!!というとやがて色魔が消えたが、天使と名乗るものが出て「私の言うことを聞けばお前を全世界の王にしてやる」とゴウタマを誘ったが、釈迦は数々の魔に打勝っていった。

宇宙即我ゴウタマの心は徐々に安心立命の境地になった。彼の体は拡大し、お腹の中を鳥が通り抜けて行った。やがて彼の意識は宇宙大に拡大し一つに統合された。そこには時間もなく空間もなく三次元の物体もない世界です。それがいわゆる宇宙即我です。しかしこれは当然彼の霊体が宇宙大に拡大したことであって、身体が大きくなった分けではりません。涅槃、時間、空間の無い永遠の実在の世界です。ゴウタマはこのまま死んで現世には戻らずにいようと思いました。そこにやがてバフラマン(梵天の意識)が現れ、死ぬことを辞めるように諭されます。宇宙即我がゴウタマの人生の序章でありこれから法を説いていくのが本番というわけです。

中道、もう一つの悟りやがて我に返った釈迦は、さてどのようにして法を広げていこうかと考えていました。その時、遠くから乳搾りの女性の声が聞こえてきました。「弦の音(ね)は強く張り過ぎると嫌な音がして、弱く張り過ぎると鈍い音が聞き辛い。弦の音は中ほどに絞めてこそいい音がする。弦の音に合わせて歌えや歌え!踊れやおどれ!」という歌が聞こえてきました。そこで釈迦は「そうか!今まで王宮の中で贅沢三昧の生活をしてきたがそこでは心の安らぎは得られなかった。しかし出家して乞食同然の修行生活をしてきたがそこでも悟りは得られなかった。右にも左にも偏らない中道の生活の中にこそ悟りがあるのだ!!」と気づいたのです。

生乳を飲む釈迦やがて釈迦は立ち上がり、その乳搾りからもらった生乳を一気に飲み干しました。それを見た5人のクシャトリア(王様が王子の警護につけていた兵士で、しかし既にゴウタマに感化され同様に修行僧となっていた)は「釈迦は修行を放棄した。気が狂ってしまった」と言って釈迦のもとを離れて行きました。しかしやがて彼らも釈迦の悟りを追従するようになります。釈迦は八正道と中道を説き、転生輪廻やその他の魂の仕組みを説きながら、法を広めて行き多くの人が説法を聞くようになりました。

布教を妨害する睡魔   つづく


私もこの山の中腹の大きなシャクナゲの木の下で悟りたい
2014年4月26日

ヨガ三昧(満開の・花に誘われ・満腹に)


何とか炭水化物ダイエットで2キロ減とはなったもののそれ以上行かないのでローホットヨガのレッスンを受けに福岡市警固1丁目バス停前にあるスタジオゼロというヨガ道場に行きました。終わった後本日の先生と記念撮影


終わった後お腹がすいたので天神に回ってホットケーキを食べました。これじゃ痩せませんよね!

バンドの穴が一つちぢみました。今から35年前、北九州市の医療センターに出向していたころ島内ヨガ道場で1年くらいヨガをしていました。そのころは1回に2時間位いヨガをしていたのですが、終わった後に靴を履くと、靴が抜けそうなくらい足のむくみが取れていたのに驚いていました。とにかくヨガは血流が良くなるのだなと感心しました。ですから、これ以上痩せるには全身の血流を良くして代謝を高めて痩せるしかないと思いヨガを始めることにしました。何せ大昔のことですから、まずはスタートコースから始めました。まだ2回目が終わったところですが、2キロ痩せてもへこまなかったお腹が体重は変化ないのにバンドの穴一つへこみました。

 私のポーズにどよめきが起こりました腰痛を持つ妻も自分も行きたいというも博多なので、地元のヨガ教室にまた二人で行きました。それで私は1週間に2回ヨガをするというヨガ三昧の状態になりました。しかし意外なことに、もう7,8年やっている20人以上先輩たちが私のアサナを見て「オー」とどよめいたのです。それは単に両足を開脚をして胸を床につけるというポーズなのですが、頭の禿げた爺さんがタコみたいに柔らかいのに驚いたようです。おまけに先生が「女性は床に着きやすいが男性は難しい」とフォローするので、拍手までする人がでました。確かにずっとヨガ教室に通ってはいませんでしたが、寝る前に10分ヨガをしていました。継続は力ということでしょうか。昨年不覚にも山で足首を痛めたものの腰痛など経験ないのはそれのお蔭かもしれません。

ある無医村で受けたどよめき
どよめきといえば大学を卒業して間もないうちに無医村に出されたとき、往診依頼があり往診してみると一人の老人が意識の無いまま寝ていました。危篤ということで多くの親戚が臨終間もない床の周りに集まり、私ととその老人を見ていました。脳卒中の脳圧亢進による意識障害と診た私は、起死回生の薬、速効型のステロイドをゆっくりと静注しました。そして注射が終わりかけたとき老人の目がパッチリと開きました。その時「オー」というどよめきが一斉に起こりました。人のために一生懸命に生きていた時代です。後にも先にも私がどよめきを受けたのはこの2回だけです。ちなみに結婚式の時はどよめきはありませんでした。

自分のために生きることの方が難しい小乗仏教と大乗仏教とがありますが、それを分かりやすく言うと、自分を鍛え自分だけが悟るために修行するのが小乗で、大衆を救い奉仕の精神で悟るのが大乗ということです。医師の場合は後者がほとんどですが、多くの人もどちらかというと社会的な人間として生きている人が多くいます。前者だと変わり者とか変人扱いされるかもしれません。しかしながら自分の身体的な健康や精神を鍛えることも必要です。実際のところ人のために尽くせば天国に行けるというわけではありません。天国への乗り船が要ります。すなわちヨガで言うエーテル体やアストラル体です。肉体だけが人間の身体ではありません。人間の体は多次元でできています。この世の生き方上手で3次元的な肉体世界だけで生きていると死後大変です。肉体は焼かれればゼロですから、エーテル体やアストラル体を感じていない人は風で流れていく雲のようにパニクルだけです。ですから特に私のような死ぬ前の人は人のために尽くすことは諦めて自分のために生きなければなりません。でも結構それは努力が必要でとても難しいのです。本日ある企業の夜の産業医の巡視で食べた社食が下の写真ですから。。。それも500円ですから。。。これはもうカルマです。前世は大食い豚か!?


肉団子&オムライスビーフシチューかけ定食味噌汁サラダ付






農園に咲く八重桜、もう終わりましたが。



農園の大きな椎の木に生える山藤


近くの道端に咲く山藤


先々は道場でヨガをするのではなく花咲く自然の中でヨガをしたいものです。満腹ではいけませんが。。。そこで一句。満開の・花に誘われ・満腹に
2012年11月25日

そこまで言って委員会(ああ言えば上祐)に完敗(返り討ち)









いよいよラドン洞窟浴の試験掘りを始めました。目指すはラジウム岩盤の層、普通はラジウムを含む花崗岩は地下1千メートルの所にあります。それが何故か裏山の花崗岩層は5メーターの深さから始まります。そして山肌の所々にその花崗岩層が浮き上がった所があり、そこを狙って探しだし、そこに穴を掘り岩盤のラジウムのガンマー線とそこから発生するラドンのアルファ線によるラドン浴を実現させようという目論見です。ラドンは空気の7.7倍重たいので、ガスが逃げないように地下の囲まれた空間でラドンガスの洞窟浴を考えています。ただ地下深くなると生き埋めになる危険もあり、2メーター以上は法的にも穴を掘れませんので、浅い穴でかつラドン、ラジウム放射線の高濃度の所を探し出すのが難しいポイントなのです。





一応近くの1メーターの空間線量を測りました。0.06マイクロシーベルトです。たとえラドン温泉地でもラドンは重いので1メーター上だとラドンのアルファ線はカウントできません。大体日本の平均的な空間線量は0.04~0.06マイクロシーベルトです。それと変わりません。









あちらこちらと試掘開始です。でも岩石が出てきません。それでも赤土が岩石っぽくなってきました。0.27~0.3マイクロシーベルトカウントしました。しかしこれではとても満足できるものではありません。そして最後のポイントで岩石が出ました。









とうとう重機がの爪が岩石に当たり火花が出ました。ラジウム岩盤です。放射能も0.4~0.5マイクロシーベルトです。本当は地底で0.6~0.7マイクロは取りたかったけど、試験彫りの目的は中ごろに成功と言うところです。おそらく穴の中の空間線量も0.3マイクロくらいは取れると思います。ラドン温泉の大衆浴場でも0.2マイクロですから何とか行けそうです。今日の経費は20万円、統合医療もお金がかかります。計画では混浴、女子風呂、個室と作りたかったのですが、3000万円かかると言われ、諦めました。まだ借金もあるし、結局しばらくは自分と家族親戚友人限定と言うことでちちゃいのを一つ作ることにしました。それでも500万は要るかもしれません。しかし、私の父も45歳ですでに手遅れのスキルス進行胃癌でしたので、もうすぐ私も癌になりそうです。家族にも顔にイボが沢山出来だしたと指摘されていますので、お金のことは言っておれません。私が診ている幾ばくかの末期がん患者さんにも間に合うように急ぎたいと思います。皮膚がんやリンパ節ガン、乳がんなどは表面に出来ているため温泉には入れませんが、ここは服を着て入れるラドン浴となりますので良いと思います。

本日2回目の上祐氏出演今日は堅い表情で司会の辛坊氏が2回目の出演で上祐氏の人気が上がらないように出演者に注意。特に上祐氏が本を出版したということでその宣伝になってはならないように。。。と言う感じでした。コメンテイターもいつもになくみんな緊張した表情をしていました。所が皆がどんなに上祐氏を責めても「ああいえば上祐」ですから歯が立ちません。表情はへりくだっていますが、弁舌は淡々としてハッキリしており、つけ込むところが無い。挙句の果ては、「上祐氏の着ているサムイが高いものであることを知っているぞ」と言うどこからの手紙を興奮して辛坊氏が読む状態です。上祐氏は本当に分からないくらいの薄笑い。

超常現象何故オウムにマインドコントロールされてしまったかと言う下りで上祐氏が「麻原に一種の超能力があった」言ったところ、待ってましたとばかり一斉に論客が攻め始めました。まだ洗脳が冷めていないと言う感じでしょうか。いつもマアマアのことを言っている眼鏡をかけた坊主頭の出演者が論破できずに、とうとう「お前は精神異常(発言は英語)だ」と言ってしまう。皆がエキサイトしたところで辛坊氏が発言。司会が均衡を取り仕切り直しをするかと思いきや、彼はそれ以上に興奮し、上祐氏の肩を手で押さえ説教を始める始末。もう司会の体をなしていない。上祐氏は苦笑いしながら途中何度も「私はしゃべって良いのでしょうか、しゃべってはいけないのでしょうか」と聞く始末。最後に茫然自失の辛坊氏に「私は帰っても良いのでしょうか。どちらを通ったら良いのでしょうかと聞き、辛坊氏やや正気に返りその方向を示す。

3回目は呼ばない方が良いそこまで言っても委員会が上祐氏をコテンパにやっつけた感じで終わったが、結局おそらく上祐氏は高い出演料をいただき、本の宣伝もしてもらい(題名は出さなくてもアマゾンで検索すればわかる)自分の賢さを見せつけた感じとなっただろう。少なくとも宗教に少し興味ある人にとってはそう映ったに違いない。若いころから世俗的な名誉や優雅な生活を捨て生きてきた人間に生半可な人が中途半端に立ち向かうべきではない。「麻原は一種の超能力があった」と言う言葉の後は結局明らかにされなかったが、その続きはおそらく「そういった超能力をきっかけとして、自分で判断する能力を失い、洗脳されて行くのだ。だからそういった能力に惑わされないようにしなくてはならない」と言いたかったのであろうと推測する。

霊能力と人格が高いことは正比例しない霊能力とか超能力とかを持っている人は結構多くいます。気功、太極拳、合気道をやっている人は半ば霊能者です。でもそのことを言わないし、ましてやそれをひけらかして相手を自分の思うようにはしません。霊能力は悪く使えば一般の人より深い地獄が約束されています。超能力があるからと言って、その人が優れているとは決して思わない方が良い。能ある鷹は爪を隠すというように、能力をひけらかす人は危険とみなしても良いかもしれません。私でも握手をすれば相手の健康状態のおおよそは分かります。でも診察を始める前に患者と握手することはありません。可笑しいでしょうそれでは。。。


最後のオチです。

上祐氏はあの世を知り悟るために何日も穴に入る。
私はガンになっても世俗を生きるために何日も穴に入ります。

一回のブログで2つのことを書くことはやはり難しいですね。。。





2012年6月14日

道を求むるは愚鈍に有りて、輝ける富貴に学ぶものなし



今年は農園のビワが不作でした。しかし、親せきの農家はプロ、不作と言いながらも相変わらず立派な美味しいビワをくれました。私のように道楽で農業をしているのとは違い、これは商品なので農家にとってはお金と同じ、でもその大切な商品をたくさんくれました。第一次産業の人は素朴で人間性が豊かです。

世界がうらやむ日本?なんとなく統合医療のテクニックを書く気がしません。がれきの後遺症でしょうか。震災後は日本人の愚かさに思い知らされるばかりです。私の子供が小さいころ歌をよく歌っていました。「日本の未来は、ウォウウォウウォウオ、世界がうらやむ、ウォウウォウウォウオ」と歌っていました。私はそれを聞いてそれは大きな間違いだという気がしてなりませんでした。今やその感想が現実となりました。チェルノブイリを見て旧ソ連の対応を、共産主義の実態はこんなものだと憐れんでいましたが、日本の原発事故対応ははっきり言ってそれ以下です。いまだに被曝が進行中です。もちろん拡散もしています。原子力村の人達は罪に問われるどころか、堂々と講演し、マスコミにコメントしその罪を深くしています。世界うらやむ日本?いや世界の人は日本を心配しています。

道を求めて三千里学生時代から宗教遍歴を重ねていました。外国こそはいきませんでしたが、主に東もしくは東北まで優れた人と言われる人に会いに行きました。新興宗教の教祖にも会ったりしました。中には物凄い超人もいましたが、多くの教祖は信者を誤った方向に導き、自らもその高慢さゆえに憑依され、精神医学も知らないため人格崩壊をきたす人もいました。宗教活動に冷めて世俗に戻り仕方なく大学に存在し、医学博士を取るために勉強しているふりをして、今も医師のような顔をして仕事をしています。しかし求道心の炎は消え去ることはありません。でも皆さん医学界も政界も経済界も誰か人を導ける人がいますでしょうか?目立つことしたがる名誉大好き御用学者、支配するのが大好きウソつき政治家、天下り大好き無責任高級官僚、その中にだれか私を導いてくれる人がいるでしょうか。

愚鈍と思われる目立たない人の中に輝けるものがある!!今2人見つけています。一人は朝早くから夜は7時半まで立ちっぱなしで診療している歯科医。安い点数なのに一日中人の歯をせせくり、彼は一生そうするつもりです。でも私は彼のおかげで歯がすっかり良くなりました。感謝です。もう一人は視力障害のあるマサージ師。彼の奥さんは身体障碍者でしたが、目の見えない彼のサポートをしていました。それが不幸にも癌になってしまいました。しかし彼は一生懸命食事の世話をしたりして看病しました。マッサージを途中でやめて妻の看病をし、またマッサージを続けるということをやっていました。とうとう奥さんは死んでしまいました。きっとさびしくて不安ではないかと思うのですが、彼は普段と変わりなく、1時間半で3000円という安い料金で黙々と仕事をしています。人のために謙虚に生きる。自分が自分がということが無い。そういう愚鈍と思われる人の中にこそ聖者の輝きがあります。あなたの周りにもきっといます。でもあなたにはそれが分かりません。もう一度見てみませんかそういう目で。。。



庭のミカンの木に水をやっていたら、野良猫が生んだ以前見た子猫が生きていました。友達になりたいのかこちらをずっと見ていました。


2012年5月14日

北九州市 震災がれきその⑭己心の魔(日本人の三つの「さえ」病)




そろそろサクランボがなっているのではないかと思い、山裾野に行ってみましたがすでに鳥に食べられていました。二、三個食べましたがとても甘く美味しかった。

新しい日本人論先日先輩医師と会食をしました。彼といつも時事ニュースについての話題が多く、東西日本の震災前1年に私は「これからの日本人は絆が大切」ということを彼に説いていたところが、震災後みんなが絆を言い出したために「先生の先見の目はすごい」と震災後高い評価を受けました。そういうこともあってかまたその話になったので、「先生もっといい日本人論がありますよ」というと彼はメモ帳を取り出して、「それは何ですか!」と真剣に聞いてきた。それは「3つのさえ病に日本人はなっている」と答えました。すなわちそれは「自分さえ良ければ、お金さえあれば、そして今さえよければという三つのさえ病です」と説明しました。
 それは簡単に言えば偏差値教育偏重と倫理道徳教育の放棄による人間性の喪失です。人に勝つために全能力を使う。そのためには理論偏重の左脳人間が勝利を得ることになります。というか日本人が左脳人間になってきています。自己理論が正しいとそれを押し通し、他人の言うことは聞きません。そこに右脳の働きや左右脳を統合する機能の働きは消失して有りません。病気を真に治すには統合医療が必要ですが、健全な人生を送るには統合脳の力が必要です。時間がないので飛躍しますが原発事故もがれきの問題もこの3つのさえ病が原因なのです。人のことを考えて生きていたら原発事故もがれきの問題も生じません。


 高学歴の人に多い発達障害頭のが良い人にどうして発達障害があるのかと皆さんは思うでしょうが、サバン症候群やシリコンバレー症候群のように一つのことには優れているが、世の中や人間のことが分ってない人が多いのです。要するにKYです。私は多くの人が尊敬しているアインシュタインが嫌いです。アインシュタインは肉親をナチスに殺され、アメリカのルーズベルトにドイツで先に原爆が作られたら大変なことになるといって、原子爆弾を早急に作るように進言します。しかしドイツでは原爆は作られてはなく、結局日本に原爆は落とされました。ある日本人の老人が「あなたのような人がどうしてあんな恐ろしい原爆を作ったのですか」という手紙をアインシュタインに書きました。そうするとアインシュタインはその老人が書いた手紙の裏を使って「あなたなんかに私の事情は分からない」と書きなっぐってよこしてきました。しかし真の事情が分かっていなかったのはアインシュタインのほうです。ダイナマイトの事例も既にありました。知らないはずはありません。自分が正しいと思っている理論を後先を考えず突き通す。そして絶対他人の考えを取り入れず、それを為政者が悪用する。原発と御用学者の関係も似たところがあります。御用学者もある種の発達障害です。




晩柑の花が咲き出しました。晩柑の花は温州と違っておとても大きです。上が八朔で下が晩白柚です

 己心の魔ブログだから言えますが、私の本当に興味あるところは統合医療でもなく、企業のメンタルヘルスでもありません。安心立命です。笑ってはいけません。学生時代から三度の飯より宗教が好きとという時もありました。しかし還暦もすぎ修行も40年以上になって思うことは、所詮人生とは魔との戦いに尽きるということです。それも自分の心の中にいる魔です。私たちは戦争映画やアクション映画が好きです。お面白いからです。でも2次元画面の映画には参加はできません。実はこの世も映画みたいなものなのです。この世のことを現世と言います。これは現世(うつしよ)という投影された世界のことで真実の世界ではないということです。三次元の映画なのです。でも現世での私たちの人生映画にはあの世からの影響を受けることがあります。魔は憎しみや争いを好みます。また地獄はとても苦しいので私たちの霊子線に乗ってやってきます。そして私たちをあおり、より一層私たちに闘争や憎しみを抱かせていくようにするのです。そして地獄の世界と私たちの精神のトンネルの数や大きさが大きくなると、死後私たちの行くところは決定してしまいます。ですから私たちは外部に悪を探していくだけではなく、心の中に入ってくる魔にも十分注意が必要なのです。そしてそれを判断する簡単な方法として自分が3つのさえ病になっていないかをチェックすることが大切ということなのです。




山ふもとにシャクナゲの花が咲き始めました。これが終わるともう梅雨です。しかし今年の梅雨は憂うつな梅雨になりそうです。

予期不安変なことを言いましたが、残りの何行かを言うための迂回です。北九州市の放射性がれき搬入に対しては反対者も多くいます。しかし私はがれきに関して異なった不安を持っています。反対している人は自分が癌になりたくないというより、子供たちや若者の将来を心配している人がほとんどです。もしある男性が自分の子供のことを心配して放射性がれき搬入に反対したにもかかわらず、がれきが燃やされ何年かのちにその息子が白血病になって苦しい死を遂げたとしたら、その親はうつ病か半狂乱になり、大きな憎しみが生まれるでしょう。いずれにしても、今回の件で北九州市が反対派と賛成派で2分され大きな亀裂が生じ、怒りや憎しみが生まれ北九州市民の私たちの心は悪魔の餌食となるかもしれないという不安です。そこまでして西日本きって早急に瓦礫焼却しますか!!??考えすぎですか?でも私は統合脳で考えていますから。それともその頑固さが発達障害でしょうか??
2012年5月8日

北九州市 震災がれきその⑪天網恢恢疎にして漏らさず



すべての犠牲者に白いボタンを

連休の3日に農作業以外は一日かかってブログを書きましたが、アクセス115で初日としては最低を記録しました。危機感が無いのかそれとも知識が無いのか知らないけれど、放射性同位元素を全国にばらまくということの重大さにあまりにも関心がない人が多すぎるようです。残念です。

 一方、原発が爆発してからスピーディの結果が出ておきながら翌日アメリカにはデーターを流したものの、国内で公表せず同元素の落ちた方向に避難して多くの人が被ばくしてしまった。5種の放射性物質が出たと発表しても元素の名前を言わないので、国民はメルトダウンがずっと分からなかった。原発事故対応はこれからというのに早くも終息宣言。国内でプルトニュウムが出ているのに、外国でこっそり報告する研究者たち。マスコミは隠蔽体質というが、そうではなくてアメリカ国内でプルトニュウムやウランが出ているのに、日本の研究者が国内のプルトニュウム汚染を発表しないのは、日本の研究者の国際的評価が落ちるから仕方なく発表したのだと思う。「何をしているのだ日本の学者は」と言われてしまうのである。一流の学者としての国際的評価が重要なのです。彼らは。御用学者は自分の名誉ばかり考えて人に奉仕するという意識がなく、隠蔽という意識すらないのです。国民に対して申し訳ないなんて思ってもいないのです。

 以前NHKで安全神話の崩壊という番組で東電の役員が13メーターの津波が来ることは聞いていたが、対策に数百億かかりそんなことを言い出したら大変なことになる。と意味不明なことを言っていた。東電の役員が申し訳ないと言っているところを聞いたこともなく、彼らは自分たちのことしか考えていなく悪いことをしたという自覚がない。数百億どころか自己なために何十兆円もいることになった。東電払えずほとんど税金です。津波が防げないならB1の2個の冷却装置の予備電源を一個くらい高いところになぜ移動させなかったのでしょう???何かその次の特集では御用学者が連名でNHKに抗議したと聞いているが、そんな連判状のようなリストは後で恥の上塗りになります。

 絆という言葉で国民をマインドコントロールし、ただちにがれきをばらまく。これで福島と放射性同位元素による九州のがんの発生率や心筋障害の優位さが出なくなります。なかなか良い作戦を仕掛けてくるものです。やはり悪い奴は頭がいい人が多い。バッチリ先を見通している(国民への危険は見通せないが、自分に対する将来の危機予測は天才です)。現地の人が「がれきを焼かせてくれ」と言ったら「被災地3県では瓦礫は焼けないことになっているんです」と言われたというのも意味不明です。というか私にはよく理解できますが。。。

 がれきが安全と証明するのに、空間線量計を使って説明する無知には恐れいいります。プルトニュウム、ウラン、ストロンチュウムは測れません。というか空間線量計でがれきの放射線は測れません。もちろん核種もわかりません。しかも1メーターも離れてアルファ線など測れません。島田市や北九州市はかなり勉強不足です。それで市民にもっともらしく説明するのはあり得ません。

 天網とは神様が悪人を捕える網です。恢恢とは広く大きいという意味です。疎にしてというのは粗い網目ということです。これは老子の言葉ですが「天の網はこの世では広く粗いが悪人は何人たりとも逃さない」ということです。私の解釈では「神様は私たちを修業させるためにこの世に出しています。そしてそのために自由意思が与えられています。ですから悪いことをしても自らが気づき修正しない限り修行になりません。神様が私たちが生きているときに手出しはしません。悪人でも長生きできます。しかし神様はちゃんとその人がした行為や生き様がわかっています。問題は死んだあとです!半端じゃありませんよ!」ということです。

 みんなあの世がないと思っています。死んだら何もないんだから、悪いことや何をしても死んでしまえば同じ無となり問題なしと思っています。しかし彼らは想定外が得意ですから、死んでも神様に「あの世があるとは想定外でした!知ってたらこんな生き方はしませんでした。」と言っても神様は決して許してくれないということです。万華鏡(閻魔帳?)に記録してありますから。

 がれき全国拡散反対!子どもと女性を守りましょう!ああまた寝るのが遅くなった。怒りでボタンが赤くなった。


2011年9月23日

ポスト3.11世界は日本を見ている(菅首相が大黒天?!)


これは大分で取れるくろめです。くろめたこ焼きが県民ショウで紹介されましたが、恐らく日本で一番フコイダンの出る海草です。大腸癌などの消化器ガンの予防にはピッタリです。


このくろめを輪切りに細かく切ってみそ汁に入れます。夕食はコンニャクとレンコンのあえもの、後はキュウリのサラダと刺身と焼き魚に大根と自分が作ったレモンをかけて食べます。ポイントは食物繊維やタコのタウリンとDHAとビタミンなどの抗酸化物質の多い食事にします。

 先日霊界通信をやっている人のブログを見たら「今一番頑張っているのは菅首相だけ、後はみんな足を引っ張り合っているだけ。菅首相は大黒天である」と書いてあった。私もブログで彼を評価し応援もしてきましたが、彼はまあ神界クラス6次元と思っていましたが、大黒天となると7次元菩薩界に入ります。仏を守る諸天善神です。大黒天は日本では恵比寿様と並んで経済の神さまですが、インドではマハーカーラといって戦闘や破壊のこわもての神さまです。確かに菅首相は原発推進組と良く戦ってくれました。浜岡原発を停止させ、玄海原発も危ないところでしたが、菅首相のストレステストで九電と知事のぼろがどんどん出てきて助かりました。何の悟りもない海江田氏の勇み足で危うく再開になるところでしたが、彼が首相になる可能性が高くなったときはホントに絶望しました。プライドを傷つけられて、これ見よがしに自分の手に「忍」と書き、国民の前で泣く姿はとても宗教性が感じられません。。。明日に続く。。。

2011年9月9日

佳人薄命(善人は早死にするー言えない罪と言わない罪ー)


友人から大きなズッキーニをもらいましたがどう料理して良いか分かりません。だれか教えて下さい。


患者さんから沢山野菜をもらいました。白いなすび珍しいでしょ。ちょっと皮が固かったけれども味はとても美味しかった。丸いオクラもありました。


親戚からそうめんカボチャをもらいました。これも結構大きかったが美味しかった。

先日JRの中で久しぶり医療センター時代の同僚に会いました。彼は脱原発派で原発不要論を説いていました。また神様は理不尽だ。「雨にも負けず風にも負けず」で言われる東北の純朴で我慢強い人達をこんな目にあわせるなんてと。。。。
私に疑問を投げかけた。そのとき私は美人薄命と勘違いして「佳人薄命」という中国からの由来の言葉を知らなかった。これは私はもともと善人という意味ではないかと思う。なぜなら心療内科では自分の思っていることを言えなかったり、頼まれて「NO]と言えない人は(AC性格)心身症になって病気するのである。ガンにもなる。
 
 日本の国民は一流であるが、政治は三流である。今まではAC性格の日本人には余裕があり、政治家の自己中に対して余裕があり寛大でなにも言わなかったが、原発事故でそれが大きな誤りであることが明らかになった。政治に無関心でなにも言わなかったら、やがてはこんな悲惨なことが起こる。政治経済家や御用学者にも罪があるが、ものを言わない人にも罪がないとは言えないのである。原発が安全なら地産地消の原理で東京湾のどこかに作ればいい。送電による電力ロスが無くなり合理的であるはずである。それが出来ないのはやはり爆発を意識してるからである。田舎だったら被害者は少数だ。田舎の人は辛坊強く文句を言わないし。。。
田舎の人よ怒れ!!都会の生活が正義とは限りません・・・
2011年6月16日

福島PTSD(神の手は優しくそして恐ろしい)

白い野イチゴの花が咲きました

やがて赤い奇麗な実をつけました


自然な甘味でとても美味しいです

 家内が震災で「神さまはなぜ予告もなくあんな惨いことをするのですか」と聞いた。
私は「神さまは既にずっと前から予告している」と答えた。
神さまは大きな声で何度も語りかけている。「物質的な豊かさを追求するのではなく、精神的な豊かさを追求しなさい」そう何時も叫んでいる。しかしどんどん物質的なものを追求すればするほど、私たちの霊道は塞がり神の声は聞こえにくくなる。寝ている子に危険が迫るとき、親は何度も大きな声でその名を呼ぶ。しかしそれでも起きなければ、親はその手で子供の身体を揺する。しかしその優しき手は、エネルギーの次元がはるかに高いため、子供の身体は豆腐のように破壊されてしまうのである。地震は神の手である。しかしそれで日本が沈没することはない。神の警告として一部を破壊するのである。

 次元の高い世界では価値観が異なる。人類の物質的な成功より、霊魂の堕落を最も恐れる。時にはガイアの生命の方が優先されることすら有る。神の手は優しくそして恐ろしい。

 それではその警告の糸口は何か?前回のブログでも書いたが、それは自殺対策である。1998年より自殺者は3万人を超えている。政府やマスコミも言及はするが何の解決にもならない。これも原発と一緒で解決で努力すべき人が、官産学で何の役ににも立たない。メンタルヘルス対策はパフォーマンスばかりである。

 昔無医村にいた頃、医者がいないので検死もしていた。鉄道自殺でバラバラになった死体を組みたてたり、飛び降り自殺者の目玉を探し回ったり、震災以上に結構悲惨である。しかも3万人である。みんな自殺者が3万人毎年出るのは平気なのだろうか?私は不思議でならない。先進国として恥ではなかろうか。

 私は以前の著書でうつ病は「絆の病」と説きました。今震災後「絆」という言葉が盛んに使われるようになりました。心の大切さが理解されてきたなら幸いだ。長くなるので書籍の中の「日本人はなぜ自殺するのか」という章の粗原稿を貼付します。興味のある方は読んで下さい。



一人の自殺者で6人が精神的なショックを受ける

第8章 日本人は何故自殺するのか
―誰もが一度は経験する人生のアンラッキー4(フォー)-
 先日読者の1人がうつ病について書いて欲しいと言う希望が有りました。今月は管理職者のための事を書こうと思いましたが、急遽このタイトルで書くことにしました。今までうつ病の予防法や心の治療法についてずっと述べてきましたが、確かにうつ病全体のことは書いていませんでした。しかしここでは医学生に話すようなことを書いても、分かりにくく有効とは思いませんので、問題を提起しその解決方法からその実態を明かすという変わった表現方法を使います。
 字数に制限がありますので、結論から話すことにします。人は何故うつ病になるのでしょうか。①偏差値教育で本来愛すべき隣人と競争する事ばかりを学び、今も限りなくその心が条件付けられ継続している。②人の生活が自然から遊離し、より上手に生きるという精神脳ばかりが発達し、反対に肉体脳が衰えてたくましく生きることが出来なくなった。③仕事が専門化し人の助けやお金がなければ一人で生きれなくなった。④家族が核家族化し、さらに親戚、隣人や友人との関係も希薄になった。これらの状況より、賢く効率的にうまく生きるための脳(大脳皮質)が酷使され、楽しくたくましく生きるための脳すなわち肉体脳(大脳辺縁系、基底核、視床等の発生学的に古い旧脳)が使われず、脳のバランス機能が著しく低下して生じた状態がすなわちうつ病なのです。今を楽しく生きる感性が無くなり、未来の恐怖を予測回避することばかりに脳が使われるようになりました。
 それではそういう脳の状態で、どうしてうつ病へと発展するのでしょうか。人は皆自分がうつ病にならないと思っています。しかし、15%の人はうつ病を一生涯の内に経験します。人生にはたまたま不運なことが重なってしまうことが有ります。それはカジノでラッキーセブンではなく、アンラッキーフォーが偶然に三つ並ぶようなものです。例えば①自分もしくは家族の重い病気②何らかの経済的損失③仕事上の変化(昇進、降格、転勤等)と言ったものが比較的同時期に起こると、どんな心の強い人もうつになり、時によっては自殺してしまうことすらあるのです。既に現代人の脳が悪い方向に考えてしまう状況になっているため、誰にこれらの事が起こってもおかしくありません。私といえども不幸が重なれば、いや医師全般特に勤務医は、保険点数の厳しい制約で良心的な医療が出来ず、訴訟の危険性も高くなっており、さらに常時過労が重なり危険な状態にあります。抗うつ剤を飲みながら診療している医師も少なくありません。現在の日本では多かれ少なかれ多くの職業で同様な現象があると思います。
 日本ではガンも多く、私は1998年「日本人は何故ガンで死ぬのか」という本を出版しました。しかし、くしくも1998年より自殺者が3万人を超え、未だに減る傾向はありません。今年も株価暴落のためやはり減ることはないでしょう。今後は「日本人は何故自殺するのか」というテーマが大きな関心事になるでしょう。
 人間に自殺があっても、動物には自殺はありません。飼い主に先立たれたとか失恋したとかで猫や犬がベランダから飛び降りるでしょうか。ペットはうつになることはあるかも知れませんが、野生の動物にはそれもあり得ません。それは自分が大自然の中で、自分自身の力でその瞬間瞬間を、ありのまま生きているからです。
 自殺者の9割以上はうつ病で6割は治療を受けていません。自分がうつ状態にあるということすら自覚がありません。ましてや私が先に述べた脳の機能のことなど知るよしもありません。死にたいと思い続けたり、未遂事件を起こす人は何が何でも抗うつ剤でまず脳を調整しなければなりません。それから生活習慣や人生の価値観を見直すことです。恥ずかしいということは問題外です。
誰かが自殺をすればその周りの6人の人が精神的な影響を受けると言いますが、本人自身にとっても全く解決になりません。それは坂を転がっていく石が谷から落ち、消えて見えなくなっても、石はなくなった分けではなく、さらにその谷底の深いところで転がり続けているのです。自分がこの世から消えても別の世界で苦しみが続きます。どんなに苦しくても耐えねばなりません。耐えられねば薬を飲み、今まで私が述べてきた認知療法や森田療法の「あるがまま」でアンラッキー4も天中殺と捉え陰陽が変化するのを待ちましょう。脳のバランスを整えることも大切です。
それではうつ状態のチェック表(表3)を入れましたので、宜しかったら行ってみて下さい。8点以下問題なし、9~14点やや問題あり、15~19点要注意、20点以上専門医の受診要検討です。 
2011年5月28日

御用学者(後の者が先になり先の者が後になる)


今年は西洋なしのラ・フランスがたくさん実を付けています。

 天国に行くのを最も障害するのは高い名誉心です。高いエリート意識とお金が結びつけばさらに困難になります。みんな死んでから予想外の展開が起こります。名誉があり多くの人に尊敬され、当然死んでも天国に一番行くに違いないと思っていたら、名誉もお金もあまりないようなお百姓さんや漁師のような人がどんどん先に天国に上がって行きます。即ちこの世ではあまりパットしない人達、すなわち後れをとっている人が先に天国に入り、この世で第一線をいっている人が一番最後に天国に行くのです。
 「あとの者が先になり、先の者が後になる」という言葉はイエスの言葉かも知れませんが、原発推進派の御用学者達を見ているとその言葉が実感となって分かる。東大くらい誰でも行ける。自分の事だけを利己的に考えて、勉強ばかりをすればよい。心優しき人は人のために自分の時間を犠牲にして生きる。人のために炎天下で鍬をふるい。人のために危険な海で魚を釣る。高学歴は本来恥ずかしいという場面もあるのである。
 御用学者は何も原発に関してだけでない、医学の世界も経済の世界も全ての学問の世界に存在し、世の中の健全な発展を大きく歪め、時に大きな危険をもたらすこともあるのである。東大で本当の学者で優秀な人は大体琉球大学に流される。名誉を求めず、正義感の強い優秀な愛情のある学者は東京から追い出され、ずっと後方へと追い出される。しかし彼らこそ死後最も早く天国に至る学者となる。