健康」カテゴリーアーカイブ

2020年11月22日

私の予言(コロナの行方その⑤)

最近発熱者がほぼ毎日来るようになりました。

いつも思うのは、防御着がとても良くできていて、雨天時の農作業に使う雨合羽にしたい!!

昨日のは青色でおしゃれですが、毎回一人診る度に産廃で全て捨てないといけないので残念です。

Go To トラベルまたはイートやっと中止の動向ですが、わざわざ撒き散らしてロックダウンになるのなら、経済復活名目の経済破壊と医療崩壊です。原発事故時の食べて応援に似ています。12月から第二・第三コロナ再燃と思っていたら9月ごろかいた「コロナ旋風と漢方家族」の本の第11章に「早ければ11月末ぐらいから新型コロナ感染症が増加してくる」と書いていました。Go To キャンペーンで早ければがいらなくなりました。

 

とにかくまた民衆の不安が増強してきて、コロナうつやインフルエンザワクチン難民で、心療内科の現場はまた混乱してきています。ハイリスク70歳以上の私は先々疲労で将来感染するかもしれません。

 

取り敢えず明るいお話も一つ挙げます。

           乾燥シイタケ(天日乾燥)などには、

ビタミンDが多く、血中のビタミンDが多いと、

コロナに罹りにくく、重症化しないという研究結果がある

シイタケ三昧:昼休みにはシイタケラーメンばかり食べています。

ラドン温泉シイタケはマイナスイオンで育つため美味しいです。

ビタミンDの血中濃度が30nm/ml以上ある人はコロナに罹りにくく、罹っても軽症で澄むそうです。ビタミンDは日光に当たらないと活性型ビタミンDにならないので、干ししいたけか、自分が日光に当たりましょう。冬場でも日光浴が必要です。

 

とにかく忙しくて、「コロナ旋風と漢方家族」の本書きが進みません。コロナの預言書が事象の後から出たらお仕舞いです。

取り敢えず第11章を紹介します。

第11章 コロナ旋風の行方

 さて現在の時点では、コロナ感染症の新期感染者数は減少しつつあります。イギリスのジョンソン英首相は回復したが、イギリスはいまだに増加しています。

 冬に入ればまた増加するかもしれません。フランスでは8月から増加していて、イタリアなども感染者が多く、ヨーロッパ全体としても新期患者数は衰えを見せていません。

 またインド、米国、ブラジルはまだ気が抜けない状態です。その上、トランプ大統領も新型コロナに罹り、世界経済に不安を与えています。

 そういった状況で「コロナ禍」と言うより「コロナ旋風」と表現した方が適切と思われます。トランプ大統領は「4月になれば温かくなりコロナは収まる」といっていましたが、もはやアメリカは秋に突入しようとしており、冬になればコロナが猛威を振るう可能性もあります。

 北半球にある日本においても、早ければ11月末ぐらいから新型コロナ感染症が増加してくる可能性もあります。体温が一度下がれば免疫力が30%下がるといわれています。

 また空気が乾燥するために、コロナウイルスが軽くなり、長く大気中で生存することになり、元来エアゾル感染でありその生存を助長します。

 インフルエンザが冬場に流行るように、新型コロナウイルスも例外ではありません。感染症患者は今後数年にわたり増えたり減ったりし、多くの犠牲者を出す危険性が有ります。

 第12章 家族内感染がパンデミック防止のキーワードとなる

2020年10月30日

冬場の大混乱(12月から2月にかけてコロナ再燃か)

今、「コロナ旋風と漢方家族」と言う本を猛烈なスピードで書いています。と言っても毎日の患者でぐったりでキーボードがもう叩けません。

冬場は空気が乾燥し、窓を閉めるので密閉する環境が多くインフルエンザやコロナに感染する可能性が高くなります。

体温が一度下がると免疫力が30%下がります。

夏場のように湿度が高いとコロナウイルスは下に落ちますが、湿度30~50%では空気感染エアゾル感染として危険度が急上昇します。

冬場とはいえ湿度はかならず60%にして下さい。

FBでためになる医師としてまじめな情報をアップするとアクセスがとても少なく、食べたり飲んだりの話を上げるとイイネが多い。

やはりまじめな話しはFBには向きません。ブログにアップします。

 

以下FBにアップした分です。

カテゴリー: 健康
2020年10月2日

新型コロナ感染症防衛マニュアル(冬場第2波に向けてのコロナ対策黄金マニュアル)

4月には暖かくなりコロナは消滅するといっていたトランプ大統領もコロナにかかりました。しかし文字通り寒くなればウイルスが人体の内外で活発化し大変な状況になる事も考えられ、冬用のコロナ対策マニュアル第二弾を作りました。

先日インフルエンザのワクチンで副作用が出る人の相談に乗りましたが、3年前幼稚園かなんかで、水をこまめに飲むとインフルエンザに罹らないというコメントがあったので、以後実施したら3年間風邪を引いていないとのことでした。くしくも私が考え出したドクトル熊井の間歇的飲水法も現場では常識であったようです。でもそればテレビでも語られず学者のコメントもありません。

以下はコロナ対策を統合医療医として考え出したものです。ご参考ください。

 

 

2020年9月19日

生徒の仰木監督に会える日も近い(不顕性誤嚥性肺炎を繰り返す母親)

昨年まで元気だった。母親も今年は誤嚥性肺炎を起こして何度も入退院を繰り返しています。11月1日で105歳になりますが、難しいかもしれません。すでに母親の所持品のダンシャリに入っていましたら、77歳の時の東筑高校の同窓会の時に、忙しい中駆けつけて来てくれた教え子の仰木監督との写真がありました。

大牟田から単身上京し、東京家政大学から教員生活45年くらいの間に、色々な生徒と遭遇しているでしょうが、先になくなっている生徒も多いかと思います。母は家庭科教師ですから仰木監督の担任であったかと思います。104才にもなれば、死んだらあの世で多くの生徒が迎えてくれるのも良いかなと思います。長生きすることは悪いことではありません。ただコロナになって私たちも見舞いに行けなくなり、また丁寧に最後まで食べさせることもなくなりましたので、とうとう嚥下が旨く出来なくなり、マイクロアスピーレーション(不顕性誤嚥)が起こるようになってしまいました。コロナもこんな場面で不都合をするものです。

病院にはST(スピーチセラピスト)言語聴覚士がいるので期待しましたが、コミュニケーションが旨く取れず難しいようです。新型コロナ感染症の時代も色々な場面で弊害が生じています。今年の冬にパンデミックになればかなりの衝撃または不都合が心配されます。

2019年4月23日

漢方薬の威力!!

朝9時から夕方の6時までの診療は長く重い。しかし漢方薬を使いこなすと、笑いが出るほど診療が楽しくなり疲れが取れます。

人は70歳を過ぎると急激に衰えてきます。ましてや1人暮らしになると食事がいい加減になり脳の活動も衰え、認知症や老人性うつ病の危険が大きくなります。

そんな時漢方が劇的に効きます。40歳50歳は変化が緩やかなので治癒の変化は僅かですが、70歳80歳の病は進行が早いので、治る時はまるで墜落する飛行機が急上昇しグライダーのように長く飛ぶようになります。

最初彼らはあまり語らないので、それがその人そのものかと思うくらいですが、治ってみると別人のようになります。

54番の抑肝散は周辺症状が情緒不安定な認知症になりがけの人に使います。アリセプトの漢方版です。108番の人参養栄湯は気力、生気を失った認知症に使います。メマリーの漢方版です。

 

高齢者でさらにうつ病傾向が出てきている場合は137番の加味帰脾湯と朝鮮人参を使います。137番も使うと効果的です。

先月来た認知症かと間違えるような高齢者うつ病の患者さんはこれで完全に回復しその効果は笑えるほどでした。

あと4~5年ほどすると団塊の世代が全て急降下の危機に突入します。私も足を少し踏み入れていますが、早めの漢方治療をお勧めいたします。

 

 

2018年11月14日

毎日玄米(原始のお米)

まだ、アパートにはがん患者さんがいませんが、人事の関係で玄米菜食レストラン始めました。玄米菜食と言っても魚や卵も使います。ポイントは「美味しい玄米が食べれるレストラン」ということです。玄というのは玄人とか宇宙、カオスなどを指しています。玄米のパワーは病気からの回復には重要です。ところがまだ客が少なく、余った玄米を毎日家族で食べていますが、元来玄米は不消化なので食べ過ぎると便通が増え痩せてきますので、一日一回にしたいものです。レストランに客が来ないと私が痩せてしまいますので、皆さん食べに来てください。

原始玄米:この玄米は無農薬だけでなく、無肥料で育てられています。今、億年前の藍藻で作物を作るピロール栽培がはやっていますが、こちらも「カブトエビ」とう億年前の海老に除草させて、億年前の米作りのようにしたものです。海老の糞の微生物は億年前です。波動は+20です。どうぞ一度食べてみて下さい。

2018年11月11日

満員御礼

12月7日(金)の料理教室早くから満席でしたが、2名キャンセルが出ました。しかしすぐに埋りました。今回の講座は前回に続きミトコンドリアの秘密に迫ります。誰も語れないお話になると思います。循環器が悪ければ血流が悪くなり酸素が末梢まで届きません。呼吸器が悪ければ酸素が十分にすえません。消化器が悪ければ抗酸化物質が吸収できず電子が取れません。筋肉骨格系が悪ければ、ミトコンドリアが活性化しない上に、背骨が歪み、そのため自律神経障害から心臓も消化器も呼吸器も悪くなり、これら諸事情で細胞は酸欠になり、ミトコンドリアの機能が落ちて、ガン細胞が喜ぶ嫌気性解糖が盛んになります。皆、ガンは遺伝子DNAの変化で生じると思っています。ガンの原因はミトコンドリアDNAの機能停止なのです。ミトコンドリアの作る活性酸素がガン細胞をアポトーシス(自死)に追い込まないどころか、炎症性物質を出してガンを増殖させる結果になります。ラドンのホルミシス効果はミトコンドリアを最も活性化する方法なのです。

ガンになるならないは、ミトコンドリア次第です。結局私達の90%のエネルギーはミトコンドリアで作られていますので、ガンだけではなく全ての病気にミトコンドリアが関係しています。最終エネルギー物質ATPは水素をプロトンと電子にわけ、その電子がATPのエネルギーの元になっています。一種の電離作用でプロトンと電子に分かれるのですが、太陽光線や自然放射線からそのエネルギーを得ます。食事からはカリウムが呼吸器から取ったラドンが主役になります。Kはガンマー線ですが、ラドンはアルファ線です。しかしアルファ線はガンマー線より電離作用が20倍強いのです。ラドン温泉に入るとあとがとても暖かいのはミトコンドリアのエネルギー産生によるものなのです。ホルミシス効果は色々ありますが、このミトコンドリア活性がガンにもっtも効果的なのです。

 

今週はコーヒー焙煎教室が2日続けてありますので、皆様ふるってご参加下さい。

2018年10月13日

酵素と健康

毎月行っている健康温泉アパートカーサテルマエでの料理教室。直前のキャンセルが1名出たものの、大盛況に終わりました。もう1年以上も続いているが毎回ほぼ満席で、最近食に関する関心が年々高くなって来ている様にも思えます。

本日の私の講義のタイトルです。

一生のうちでできる酵素は決まっている。早く使ってしまえば早く病気になり早く死ぬ。消化酵素と代謝酵素の和は常に一定である

まあ常に一定とは言えませんが、消化酵素と代謝酵素はお互いに関連性があり、消化酵素を多く使うと代謝酵素の量と働きに影響が出ると言う事です。すなわち食べ過ぎると代謝が落ちると言う事です。ファスティングをすると消化酵素が使われないので、代謝酵素が活発化します。免疫とホルモンと神経の酵素がそれぞれの機能がアップします。トランス状態にもなり、悟りの修行にはある程度の断食も必要かもしれません。心身をリセットすることも出来るかもしれません。

 逆に代謝酵素が使い果たされると、人はホメオスターシスの三角形という防衛力である①神経系の働き、②免疫系の働き、③ホルモン働きは老化し、病気への抵抗力を失い病気に負けてしまうのです。

 食べ過ぎると眠たくなるのは何故か?

血液が消化器に行って、脳に行く血液が少なくなるから眠くなると答える人が多いかもしれませんが、答えは「ノー(脳)」です。消化酵素が多く出て代謝酵素が減るので、身体が慌てて代謝酵素を作らなくてはならないからです。実は眠らないと身体の酵素は作られないのです。それくらい代謝酵素は重要なのです。

ですから、消化酵素を使わないような食事にするためには「発酵食品」を多く取る事と生鮮食料を多く取る事です。ここで出てくるのが体外酵素すなわち自然界にある酵素です。

私たちの食事はほとんど火を通したものです。都会に行けば行くほど生鮮食料品を沢山取ることが難しく、加熱食品が多くなり、酵素の力がほとんど熱で失活しています。このため消化酵素を多く使い成人病やガンなどの病気になってしまうのです。ガンになればこのことを十分考え食事を見直すことが大切です

2017年11月22日

統合医療その1

 段々クリニックにもカーサテルマエの料理教室にもガン患者さんが多くなってきました。

クリニックに受診されるうつ病の患者さんやその他のメンタルな疾患の人には、認知療法、森田療法、交流分析、自律訓練療法、アンガーコントロール、その他の読書療法、読書といっても私の本を読んでもらっています。何でも手引書は重要です。

そういった手引書のようなツールを使って、薬物療法が中心で面談の時間が短いのをカバーしています。薬物療法だけだと治っても再発率が高くなります。本当に治すにはどうしても精神的なアプローチが必要です。

 しかしながら、ガン患者さんが多くなってくれば統合医療の手引書が当然必要となります。ガン患者さんが再発したり転移が起こったりするのを防ぐためには精神療法以上の時間がかかります。毎回同じことを言う時間がメンタルよりもっと有りません。実践と行動力、家族の力が要るからです。カーサテルマエの料理教室も玄米菜食やホールフードくらいです。まだ全ての料理や調理を指導出来ているわけではありません。

 統合医療はものすごく勉強しなければなりません。ですから、手引書を作るつもりですが、ネットを利用するのも良いかと思いますので、しばらくは手引書準備としてブログで統合医療の記事を本格的に書いてゆこうかと思います。

 その前に、父親が45歳でスキルス胃がんになり、47歳で壮絶なガン死を遂げ、その影響で医学部に入り18歳から「ガンが治るにはどうしたらよいか」という一念(ガンの研究も大病院も権威も興味なし)で勉強してきて、50年の集大成の統合医療村の原型がほぼ出来てきましたので紹介したいと思います。

昔抗結核薬の無い時、治らない結核は転地療法をしていました。海や山のマイナスイオンの多いところで自然の力で治すと言う主義です。アーユルベーダ的な所もありますね。抗癌剤も今一つ効果の薄い現状では、昔の結核治療のように自然の中での転地療法という選択肢は十分考慮されてしかるべきです。この村の中心はクリニックではありません。このアパートと自然なのです。クリニックはそのサポートです。

5月に引渡しでしたが、追加工事や何かでかなり遅れましたが12月頃からは入居できそうです。クリニックが忙しく今一つ営業へ力がはいりませんが、何んとかパンフレットを作りました。ことわっておきますが、あくまでも健康温泉アパートで治療所ではありません。しかしながら、クリニックの山ふもとに福岡県一番の高濃度の天然ラドン温泉(ラドン78.9マッヘ)を発見したのは、奇跡的で使命的なものを感じます。部屋は約30へーベーの1Kですが、家具家電付で光熱費込みです。壁はラドン石をスライスして貼り付けています。一部天然石、珪藻土、上下は松と杉、いわゆる木と石と土で出来た部屋です。レンジは電磁波無しのニクロム線、風呂はリクシルの最高級バス、スパージュ(巨大シャワー、打たせ湯、肩湯、水流あり)です。いつでも24時間コックをひねれば天然ラドン温泉のラドンガスがたっぷりでてきます。メタ珪酸も豊富でお肌スベスベです。

それでは何故50年の努力の結論がこういう形になったのかを次回からじっくりとアップして行きたいと思います。

 

2017年7月17日

信頼と感謝の微笑

 ガンと漢方の勉強に土曜日診療が終わったあとに行きました。ガンの漢方については私もかなり詳しいのですが、患者さんのために少しでも役に立つことがあれば学びたいという思いで参加しました。しかし、抗がん剤を打っている患者の副作用に対する漢方薬の治療法が中心でした。私としては、抗がん剤未使用のがん患者さんに使うことが多いので少し趣が違いましたが、実際副作用で苦しむ患者さんも多いので大変参考になりました。

 しかし一般的な考え方からすると漢方は補助療法にしか過ぎないと言う考え方が多いのです。講演の終了後、演者に「既に抗がん剤を使っている患者さんに主治医の許可なく使うのことにためらいがあるのですが、患者が望めば主治医に断り無く使ってよいものでしょうか?」と聞きました。そうすると彼は「うん!漢方は調味料みたいなものですから良いですよ」という答えが返ってきました。まあ講師もそんな程度の考え方ですから漢方でガンを治すという思いは無いようです。

 しかしそうとは限らないのです。以前、私に微笑みかける女性がいるので誰だろうと思っていました。その後、私が漢方療法を始めていたガン患者さんであることが分かりました。手術不能の進行ガンの患者さんでしたが、治療の副作用もあり治療もそこそこに病院から帰されましたが、先日ガンがほとんど消えているので、予定の放射線療法はしなくて良いということで、また病院から帰されたそうです。2度病院から見捨てられた感じですが、一回目と二回目は大違いなのです。微笑みもでるわけです。その他の対応もしていますが、漢方生薬が効果的であったのは言うまでもありません。

 以前東京の救急病院に勤めていた頃に婦人科から産褥熱が治らずに内科に転院してきた患者さんがいました。最初は、私が担当ではありませんでしたが、重篤になり私も担当するようになりました。苦労した末、やっと抗生物質がヒットして感染症が治りました。その後その病院を1週間ほど離れましたが、帰ってきて病棟を歩いていた時に、マリアの微笑のように微笑みかける人がいるので、注意してみるとその産褥熱の患者さんでした。どうやら私に助けられたと思っているようで感謝の微笑のようでした。医者なら誰もがそういう経験はあるのでしょうが、患者さんの信頼と感謝の微笑は、まるでマリアの微笑のようです。

 芸能人や有名人がガンにかかったら治らない理由:きらびやかな世界に住む人は結果主義の人が多い。無名で終わるか有名になるか、丁か半かの世界です。ガンもかかるとすぐに結果を出したい。お金を使ってでも有名な病院で有名な医者に治療してもらいたい、もしくはすぐに治してもらいたいと考えがちです。しかしガンになったのは昨日今日の原因ではありません。既に20年も30年も前から始まってういるのです。ですから急に治そうと考えてはいけません。そんな病気に丁か半かの強烈な治療だけを急に始めたら宜しくありません。ガンは時空の病ですから漢方のように、患者を気・血・水や陰陽虚実から見る医学が大切です。「漢方は未病を治す」と言って、病気になる前を治すのが得意ですが、たとえ病気になってしまっても、その病気にも未病の状態はあったのです。病気全体を治すためには未病にさかのぼって治す事も意義があります。過去未来現在に係わる時空の病であるガンは、カーサテルマエのような田舎ではなく、都会で自然療法が難しい場合は、是非とも漢方療法が期待されます。

今月は漢方三昧です。ガンには痛みやメンタルのつき物です。これらにも漢方は有効です。先日血液サラサラの漢方を心療内科の患者さんに使ったら頚椎症の痛みが良くなり、リリカがいらなくなりました。漢方は医者が治そうとする病気より、患者が治らなければならない病気に効くから面白い。今月末は精神科の漢方で鬱か認知症か講演があります。40年漢方をやっていますが、学ぶ所にかぎりが無く医師としていつまでも成長できます。その点抗がん剤は研修医が打とうがベテランのガン専門医が打とうが治療効果は変わりません。一体何処が0000い???