先日NHKで偉人たちの健康診断という番組がありました。偉人たちがどういう健康法を行っていたかという番組です。ここで一番に出てきたのが武田信玄です。武田信玄は80回も戦争をして、自分だけでなく兵隊たちも負傷していたとのことでした。しかし、もう次の月には傷が癒え戦場に赴いたとのことです。
そこで出てきたのが「吸う温泉」として紹介された増富温泉です。増冨は有名なラドン温泉です。ラドン温泉は血流が良くなり傷が治りやすいのです。ところが武田信玄が足利と同盟を結び、京へ上洛したときに持病が悪化して死にました。NHKではこれは地元にいるときは温泉に入れていたが、京へ遠征すると信玄の隠し湯に入れなくなり、持病が悪化して死亡したと言っていました。
信玄の持病は胃癌であったという説が有望です。三朝町のがん死亡率の良い結果に対して、有意差はそれほど無いと言っている学者がいますが、それでも胃癌だけは有効であると結論していました。そういった意味では信玄がラドン温泉で生きながらえ、後世にその名を轟かせたと言えるかもしれません。