ガンマー線によるホルミシス効果とアルファ線によるホルミシス効果

投稿者: | 2017年5月4日
放射線にはアルファ線、ガンマー線、β線があります。この中でホルミシス効果が期待できるのはアルファ線とガンマー線です。β線は電子銃のような物ですので、強すぎると火傷などを起こします。ガンマー線はホルミシス効果が期待できますが、鉄や鉛の一部さえも透過することがあり、極めて直線的なエネルギーが強く、強すぎるとやはり放射線によるNAなどの遺伝子障害の危険性が出てくる可能性があります。

しかし玉川温泉のような自然放射線レベルのガンマー線はそれほど強くなく安全です。玉川温泉の岩盤浴を起源とする岩盤浴はガンマー線によるホルミシス効果を期待するものです。しかしながら、場所により放射線量が大きく異なるので、安定的なホルミシス効果を得るには測定器が必要と考えます。

これに対してラドン温泉によるラドンガスはアルファ線のみを放出するために、身体に残ることなく安全で確実なホルミシス効果が得られます。またラドン温泉では温泉分析によりラドンの量が測定されていますので、風呂に入る時間や回数を調整することにより、自分に合ったホルミシス効果を確認することができます。

玉川温泉もそうですが、岩盤浴ではラドンガスの効果は期待できません。何故ならばラドンガスは空気の7.7倍重いので、たとえラジウムがラドンガスに壊変しても、速やかに流れ去り、そのラドンガスを吸うことはほとんどできません。このことを知らないガン患者さんがかなり多いようです。

ラドンガスの効果を得るためには密閉空間が必要です。できたら低温のミスとサウナのあるラドン温泉に入られた方が効果的です。